ぼくが「うつ」から旅立つ日

辛く苦しいうつ病を克服し、健康・幸福・豊かな人生を送る秘訣をお伝えします。

うつ病を克服する上で間違ってはいけないこと

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うつ病になると、ほとんどの人はこう思うでしょう。

「どうか、元気だったあの頃の自分に戻してください …」

と。

もし、全知全能の神様がその願いを聞き入れてくださったとします。

そして貴方の願望を完璧に叶えてくださいました。

おかげで、貴方は今まで通り元気な自分に戻れることが出来ました。


一見ハッピーエンドに思えそうですね。

でも、この願いの先には「非常に残念な結果」が待ち受けています。


残念な結果って?

元通りの元気な自分に戻ることがいけないの?

そんなの、ナンセンスだ!


まあ、そう感情的にならずに。

どうぞ気を楽にして本文をご一読ください。


=目次=

 

うつ病」はラットレースに似ている。

 貴方はラットレースってご存知ですか?

 モルモットなどが回し車の中に入って、ひたすら走り続ける光景。

 走り続ける限り、回し車は回り続ける。

 モルモットはいつまでも走っては休み、走っては休みを延々と繰り返す。


 「うつ病」も、本質的な治療を行わないと

 回復と再発を繰り返す羽目になってしまいます。

 いわばうつ病のラットレース」にはまってしまうわけです。

 ハマりたくはないですよね、うつ病のラットレース」


 ではどうすればいいのでしょうか?


1.自分たちはラットレースに強制参加させられてきた

 貴方はオギャーとこの世に生まれ、

 今日まであれこれと頑張ってきたと思います。

 嫌なことも我慢してやり通し、

 嫌いなものを持たされても我慢して持ち続け、

 本当は欲しいのに、我慢をし、

 本当はやりたいのに、我慢をしてきました。

 その理由はなんですか?

 

 「競争社会で勝ち抜いていくために、

 やるべきことであり、やらねばならないことだから」

 

 そう思ってきませんでしたか? 

 親の躾に逆らってはいけない、

 学校教育は100%受け入れなければならない、

 教師の教えることはすべて覚えなければならない、

 社会に出たら、企業人としてその企業の規則に遵守しなければならない、

 大人として、理性と常識ある言動をするべきだ、

 人付き合いは円満に、建前と本音は使い分けるべきだ、

 等々。

 

 これらを踏み外すと、競争社会から脱落組の一員という烙印が押される。

 失敗は許されない。

 だから、

 常に失敗に気を付けながら、

 他人よりも少しでも優位に立てるよう走り続ける。

 

 でもこれじゃ、誰だって疲弊しますよね。

 

 けれども、成功への階段を昇りつめようとする強者がいるのも事実。

 

 貴方は、

 好むと好まるとにかかわらず、

 この競争社会というラットレースに

 数多くのツワモノどもと一緒に

 強制参加させられていたのです。

 

 こんなんじゃ、辛く苦しいい毎日が続くのは当たり前ですよね。  

 でも、無理にラットレースを走り続ける必要なんてないんですョ~。


2.ラットレースを降りるときの勇気と罪悪感

 貴方が今やるべきことは、

 とにかくまず一旦このラットレースから降りることです。

 心身とも完全にラットレースから降りて、必要なだけ休養すること。

 うつ病を癒す上でまず必要なのは、こころと身体の十分な休息です。

 

 こころと身体の休養のためには、

 「勇気」をもって休養することも大切です。

  もしかしたら休養することに「罪悪感」を感じるかもしれません。

  でも、貴方を守るのは貴方自身です。

 

 「勇気」をもって休養することから始めましょう。


3.もとの貴方に戻ることは再びラットレースに戻ること

 ここで、最も大切なことを記します。

 本日の投稿で一番大切なメッセージです。

 それは、

 うつ病を克服し治癒することとは、

 元の元気な貴方に戻ることではない」

 ということです。

 すなわち、

 うつ病を克服し治癒することとは、

 本来の貴方に戻ること」

 です。

 

 何が違うのかについては、次回以降の回で投稿します。


 ここで、簡単に触れておきますと。

 

 もし、貴方が以前の元気だった貴方に戻れたとしましょう。

 健康で、気力も体力も充実し、充実感100%で生活できたとします。

 一見満足そうに見えますよね?


 でも、その貴方がいつものように生活を重ねるとします。

 そうすると、どうなりますか?

 「うつ病」が発症することになります。

 以前と同じ貴方に戻るわけですから、

 「うつ病」を発症する前の貴方に戻るだけのことです。

 

 だから、今貴方が「うつ病」を克服したいと願っているのなら

 決して「以前のような貴方に戻りたい」などと、

 願ってはいけないのです。

 

 以前の自分に戻りたい、ということは、

 ラットレースを必死に走っている貴方に戻るだけなのです。


 現に、自分自身も「うつ病」が原因で

 休息と社会復帰を何度も繰り返してきました。


 「うつ病」を再発する人が非常に多いのは、

 ただ単純に以前の自分に戻って、

 同じ生活を繰り返しているから・・・。


 「うつ病」を克服するのは並大抵のことではできません。

 よく、ネットで見るのが、

 「薬を使わずに自力で完治させた」

 とか、

 「短期間で完全にうつ病を治した」

 などといったキャッチ―なタイトルですが、

 それは、たまたま症状が軽症だったのだと思います。

 入院経験のある者からいわせれば、

 単なる症状が軽かっただけのこと。

 安易なキャッチコピーに惑わされないでください。


 「うつ病」を治癒するゴールは、

 医学的、病理学的に、正常な健康体になることと同時に、

 こころの在り方、自分の在り方を

 自分自身によりフィットするように修正していくこと。


 決して安易な施術等に頼らず、

 自分のこころと対話してみるといいと思います。


 元の貴方に戻るのではなく、

 新しい貴方を発見し、

 より成長して社会へと再び旅立つ。

 

 いわば、

 自己成長のための試練が「うつ病」なのだ

 と考えるべきでしょう。

  

本日のショート・ショート

 

■いまの人は、みんな、「何かしなければ」と思いすぎる。

 (河合隼雄)


□ジブアリの小言
 自分もふくめ、競争社会を勝ち抜いていくための愚策を考えすぎていると思う。「あれをしないと勝てない。」「勝つためにはああするべきである。」等々。あれこれと考えすぎるのも問題だがどうせ自問自答するなら「何をすればいのだろう?」と建設的に問うてみるのはどうだろうか。個人的には諸悪の根源は崩壊寸前の資本主義経済にあると思っている。あいかわらずの愚論である。