ぼくが「うつ」から旅立つ日

辛く苦しいうつ病を克服し、健康・幸福・豊かな人生を送るための秘訣をお伝えします。

うつ病で処方される薬って?その種類や効能を調べた

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うつ病になり、病院やクリニックに通院すると必ず処方されるお薬。

今では、うつ病の治癒を目指して通院の度にお薬が処方されます。

最近、朝のお薬を飲んでいてふっと思った。

「この薬って、うつ病にどのような効果があるんだろう?」

そういえば、うつ病に効果的な薬ってどんなものなんだろう?

これまで、気にかけたこともなかった。

そこで、自分の健康にかかわることでもあるのできちんと調べてみることにしました。

 

=目次=

 

1.脳内神経物質について知っておこう

まず、最初に知っておきたいことがあります。

それは、脳内神経物質についてです。

これを知っているかどうかで、薬の効能の狙いを理解できるか、よくわからないままかにわかれます。

そこでまずは、お薬を知るうえで知っておきたい脳内神経物質について学んでおきましょう。

1-1.脳は非常に複雑怪奇な部位?

脳は非常に複雑怪奇な部位と言われています。

それでも、医学の進歩や医療機器の発達によって多くの病気が解明されてきました。

精神疾患に関しても、日進月歩で進んでいます。

では、うつ病をはじめとする精神疾患について何がわかっているのでしょうか?

人間は物質で組織化された生命体です。

したがって、人間にはこころがあるとか、精神性を訴えたところで、それらはすべて脳によって処理されています。

(スピリチュアルな観点からすると異論があるかもしれませんが・・・)

1-2.精神系で関係する脳内伝達物質とは?

精神疾患についても、脳内の情報処理の不具合によっておこるおのであることがわかっています。

特に精神系で関係するのは「モノアミン」に関わる情報処理です。

これにはセロトニン」「ノルアドレナリン」「ドーパミンが関わっています。

それぞれの伝達物質と精神状態との関係を簡単に示すと、

セロトニン」は、落ち込んだり、不安になることに関係している伝達物質。

ノルアドレナリン」は、意欲や気力といったことに関係している伝達物質。

ドーパミン」は、楽しみや快楽に関係している伝達物質。

これらの伝達物質が、正常な健常者と、精神疾患者ではどう違うのか。

正常な場合には、これらの伝達物質はきちんと分泌されています。

ところが、精神疾患者はそれらのバランスを欠いてしまっているのです。

1-3.投薬による治療のメリットとは?

そこで、脳内伝達物質の分泌の働きや分泌量を正常な状態と等価に近づけようとするのが薬の役割です。

様々な種類の薬から適時適切な投薬を行うことで、脳内伝達物質は増減します。

それによって、気分や感情をコントロールしようというもの。

これが、精神疾患で利用される様々な薬だと理解しておきましょう。

精神疾患の治療に投薬を用いることに否定的な意見もあるようです。

これは、おそらく投薬に依るメリットよりも、副作用によるデメリットやリスクを優先させているためでしょう。

いずれも患者の健康を思いやってのことだと信じています。

でも専門の医師との意思疎通をとりつつ、支持を受けながら投薬治療を進めることで、適切な治療が行えることに間違いはないと確信しています。

 

2.知っておきたいお薬の基本

ここからが、薬関係の情報になります。

さて。

お薬を調べてみてまず注意するべきなのが混同しやすい以下の二つです。

それは向精神薬」と「抗精神病薬です。

そこでまず、この二つから調べることにしましょう。

2-1.精神疾患で混同されがちな向精神薬抗精神病薬

向精神薬抗精神病薬の違いについて簡単にまとめてみました。
比較されると違いが判ると思います。

向精神薬
向精神薬とは、お薬の大きなカテゴリーのようなもの。
向精神薬は、精神に作用するお薬の総称として使われる名称。
向精神薬は、脳内機関の中でも、特に感情や認知に関する部分に作用する。

抗精神病薬
抗精神病薬は、向精神薬の中の一つに当たる。
抗精神病薬の役割は、ドーパミンをブロックするのが得意なお薬。
・主に総合失調症の治療で利用される。

このように、似たような言葉がゆえに混同されがちな用語があるので注意しましょうね。

気になったら、主治医や薬局の窓口にざっくばらんに聞いてみること。

丁寧に教えてくれると思います。

2-2.向精神薬に含まれるお薬

それでは、両者について簡単に見ていきましょう。

2-2-1.抗うつ剤

抗うつ剤は、主にうつ病不安障害強迫性障害PTSDなどに対して処方されます。

不安障害の中には、パニック障害、社交不安障害、全般性不安障害などが含まれます。

さて、抗うつ剤は大きく5つに分類される。

 三環系抗うつ薬
 四環抗うつ薬
 SSRI:選択的セロトニン再取り込み阻害薬
 SNRI:セロトニンノルアドレナリン再取り込み阻害薬
 NaSSA:ノルアドレナリン作用性、特異的セロトニン作動性抗うつ薬

では、それらについてどんなものかを見てみましょう。

■三環系抗うつ薬
うつ病の改善に効果的なお薬。
セロトニン以外にアセチルコリン神経伝達物質の一種)の動作を抑えてしまう。
・身体に副作用が出ることがあるため、利用の際には医師から指導を受けること。

四環抗うつ薬
・三環系抗うつ薬で課題となっていたアセチルコリンの抑圧を少なくしようとしたお薬。

■SSRI:選択的セロトニン再取り込み阻害薬
神経細胞間で伝達されるセロトニンの量を調整するよう作用する。
・不安症状をおさえる作用となってあらわれる。
抑うつ状態、不安感が強い場合に用いられる。
・副作用は比較的少ないとされているが、飲み始めて1~2週間は消化器系の不調あり。
     
■SNRI:セロトニンノルアドレナリン再取り込み阻害薬
セロトニンノルアドレナリンの再取り込みの調整を行う作用のあるお薬。

■NaSSA:ノルアドレナリン作用性、特異的セロトニン作動性抗うつ薬
・SSRIともSNRIとも異なる作用がある抗うつ薬
・作用は違うが、同等の効果がある。

2-2-2.抗不安薬

抗不安薬は、不安や緊張、恐怖などを軽くするために飲むお薬です。

主に、不安障害を始め、不安感や緊張感等を軽くさせる作用が必要と思われる疾患の治療に用います。

ベンゾジアゼピンセディールの二種があります。

後者のほうが効果は弱いが穏やかで副作用も少ないのが特徴です。

2-2-3.睡眠薬

睡眠薬は強さや特徴を踏まえ、大きく5つに分類できます。

バルビツール酸系
・1950年代から使用が始まった最も古いお薬。
・作用は強力ですが、生命に関わるような副作用をおこす可能性を秘めたかなりリスキーなお薬。
ベゲタミンラボナイソミタールバルビタールといった薬品があります。
ベゲタミンは昨年末をもって販売終了とされています。


ベンゾジアゼピン
・効果、安全性ともに高く、バランスのいいお薬。
バルビツール酸系ほどではありませんが、やはり副作用は生じる可能性があるので注意が必要です。
・多くのお薬が発売されていますが、服用から効果が出るまでの時間、作用している時間が異なります。

<超短時間型>
ハルシオン(一般名トリアゾラム

<短時間型>
エバミールロラメット(一般名ロルメタゼパム
デパス(一般名エチゾラム
リスミー(一般名リルマザホン)
レンドルミン(一般名ブロチゾラム

<中時間型>
エリミン(一般名ニメタゼパム
サイレースロヒプノール(一般名フルニトラゼパム
ベンザリンネルボン(一般名ニトラゼパム
ユーロジン(一般名エスタゾラム

<長時間型>
ソメリン(一般名ハロキサゾラム)
ドラール(一般名クアゼパム)
・ベジノール/ダルメート(一般名フルラゼパム)

<超短時間型→即効性◎、02~04時間>
<短時間型 →即効性〇、06~10時間>
<中時間型 →即効性△、12~24時間>
<長時間型 →即効性x、24時間以上>


■非ベンゾシアゼピン系
ベンゾジアゼピン系を改良したお薬をいう。
ベンゾジアゼピン系は催眠作用にくわえ、筋弛緩作用を有する。
・そのため、服用者がふらつきを覚えたり、転倒してしまうなどのトラブルが起きる可能性がある。
・そこで、非ベンゾシアゼピン系では、ベンゾジアゼピン系の筋弛緩作用を軽減させた。
・それによってふらつき等の副作用を減らし、転倒による事故のリスクを軽減した。
・基本的に、作用時間の短いお薬。
・主に熱器の悪い入眠障害に用いる。途中で起きてしまうような人には不向き。
    
アモバン(一般名ゾピクロン)
マイスリー(一般名ゾルピデム
・ルネスタ(一般名エスゾピクロン)


メラトニン受容体作動薬
・人間の睡眠の生態系を利用したお薬。
・他の睡眠薬の、お薬の作用で睡眠を誘導するタイプとは一線を画しているといえる。
・副作用も大きなものはない上に、安全性の高いお薬として評価されている。
・ただし、作用は強いとは言えない。

・ロゼレム(一般名ラメルテオン)


オレキシン受容体拮抗薬
・特徴は、睡眠の覚醒機能に焦点をあてている。
・このお薬は、オレキシンの働きによって睡眠から覚醒することを上手に利用して眠気を制御している。


・ベルソムラ(一般名:スボレキサント)


お薬の効果の度合いや副作用を加味すると、
メラトニン受容体作動薬
オレキシン受容体拮抗薬

が適切ではあるものの、疾患者の方が求める効果を踏まえると

ベンゾジアゼピン睡眠薬
・非ベンゾジアゼピン睡眠薬

を処方することもあるようです。
 

3.発病初期だから良かった?お薬の体験談

自分が初めてうつ病になり、初期症状で通院していた時のこと。

生まれて初めて精神疾患のための薬が処方された時は、すごく不安で心配でした。

でも、主治医からは
サプリメントだと思ってください」
そういわれてある薬を処方されました。

デパス

主治医が、適時適切に投与すればいい、
といわれ、少し安心したことを今でも覚えています。

勤務中や自宅での生活の中で
どうしても辛くなったり苦しくなったら
飲むように言われて渡された処方箋。

でもデパスの効能の裏には
実は、副作用もあったんですね。

それはなんと自分が一番恐れていた『依存症』

それを「サプリメントですから」と処方されては
たまったものではありません。

通院先も今は変わっており『デパス』は処方されることもなくなりました。

それにしても、

「自分でも少しは薬についても基礎知識ぐらいは学んでおいたほうがいい」

これって、調べて正解でした。

いろいろなことが学べたことが大きかったです。

投薬なしで治癒出来る人もいるでしょう。

でも、自分のような投薬の力を借りて治療すること。

これは別に悪いことでも何でもありません。

一番正しいのは、

素人で薬品のことはわからなくても、

何のために、どのような薬を投薬するのか。

その狙いはどこにあるのかをしっかり教えてもらうことがいいと思います。


今更ですが、自分の薬について、聞いてみようかな。。。