ぼくが「うつ」から旅立つ日

辛く苦しいうつ病を克服し、健康・幸福・豊かな人生を送る秘訣をお伝えします。

ストレスには発散と解消のどっちが正解?正しい対処法は?

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「あ、茶柱・・・」

どうも、ジブアリです。

ストレスで蔓延している現代社会では、ホッコリするのも大切。

さて、今回は『ストレス』とどう向き合うかについて考えてみることにしました。

よく「ストレス発散!」とかいって食事やショッピングいったり「ストレス解消」といってはサプリメント飲んでみたり。

一体『ストレス』ってなんなんでしょうね?

ではここから始めたいと思います。

 

現代社会の日常生活はどこを見渡してもストレスだらけだと思いませんか?

といいつつ、あなたは『ストレス』について正しく理解できていますか?

もし間違った理解で間違った対処法をしていると大変なことになりかねません。

そこでまず『ストレス』について正しく学んでいきましょう。

 

=目次=

 

1.ストレスとは何か

『ストレス(Stress)』とは、元々は工学用語として使用されていた言葉です。

一例を上げましょう。

ある物体を変形させようとして外力をかけます。

その物体は従来の状態を維持しようと反発します。

このパワー・バランスがかかった状態がその物体における『ストレス』です。

ではWikipediaで『ストレス』について調べてみましょう。

『ストレス(英: stress)とは、生活上のプレッシャーおよび、それを感じたときの感覚である。オックスフォード英語辞典では、苦痛や苦悩を意味する distress が短くなった単語とされる。ストレスの概念は一般に、1930年代のハンス・セリエの研究に起源を持つとされる。この文脈では、精神的なものだけでなく、寒さ熱さなど生体的なストレスも含む。』

Wikipediaの情報が『ストレス(生体)』となっています。

ということは、工学用語世代とは意味合いも異なるかもしれません。

そこでもう少しいきさつを調べてみたところわかったことは『ハンス・セリエ氏の研究において、人間がプレッシャー(外圧や外力)にさらされたときに反発するための反応を起こす状態が、工学用語でいう『ストレス』の語意に似ていたため、同氏が言い始めた』とされているようです。

簡単にいうと『ストレス』とは「人間が外圧や外力を受けた時に何時もの定常状態に戻ろうとして生体反応を起こす状態」のことをいいます。

なお、諸説あるようですが『ストレス』の要因は単なる『プレッシャー(抑圧、制限)』ばかりでなく、人体の定常状態から逸脱しようとする外圧や外力をすべて含めたものすべてを指しているともいわれています。

理解できましたでしょうか?

 

2.ストレスを理解する

前章では『ストレス』とは『人体への何らかの外圧や外力が加わったことで、定常状態から逸脱しようとする作用をやめさせて元に戻そうとする生体反応が起きた状態』であると紹介しました。

人間は誰でも普段の普通の状態が最も居心地がいいとされています。

ではここから時系列的に『ストレス』の反応を見ていきましょう。

2-1.恒常性(ホメオスタシス

人間には恒常性(ホメオスタシス)と言われる、その生命体の状態を常に最適な状態に保ち続けようとする働きを持っています。

これは例えば体外環境の変化に応じて自らの生体活動を調整することで、いつでもどこでも普段通りの最適な状態に保とうとする作用をいいます。

もし人体に外圧や外力がかかるとこの恒常性(ホメオスタシス)が機能して常に居心地のいい体調・精神状態にしてくれます。

普段は全く気がつかないところで、実は私たちの健康をしっかりと支えてくれている機能があったんですね。

2-2.自律神経(交感神経と副交感神経)

前述した恒常性(ホメオスタシス)で非常に重要な役割を担っているのが自律神経です。この自律神経には更に二つの神経系が備わっています。

一つは交感神経、もう一つは副交感神経です。

それぞれの役割は完全に相反するもので、お互いが一対になって調和のとれた作用をしてくれます。

交感神経は、主として活発な状態になるように心身の状態を促してくれます。

副交感神経は、主として心穏やかで安寧な状態になるように心身の状態を促してくれます。

交感神経と副交感神経は互いに調和をとりながら、外圧や外力による人体の影響を軽減し、常に定常状態になるように作用してくれています。

2-3.感情の変化

人体は普段は常に定常状態に保たれています。

多少状態変化はありますが、大きな変化ではないので感情となってあらわれることはありません。

ところが、一旦人体に何らかの外圧や外力が加わると、恒常性(ホメオスタシス)の働きとして自律神経が最も適切と思われる反応をして、どうにかして普段通りの定常状態に戻そうとします。

その生体反応が大きいとはっきりとした感情となって表現されることとなります。

『ストレス』ときくとすべてはネガティブだったり悲観的、否定的なイメージがありますが、一概にそうとはいえません。

例えば、大好きな異性と共に過ごしている時を想像してみてください。

徐々に鼓動は強くなり、心拍数は多くなってきませんか?

呼吸は普段よりも浅く速めに変化しているのでは?

実はこれも『ストレス』の一種です。

つまり『ストレス』とは『人体を普段の定常状態から逸脱させる外圧や外力がかかった際に起こる生体反応の状態』であって、それには「いい気分」にしてくれる『ストレス』もあるし「イヤな気分」にさせる『ストレス』があるのです。

2-4.思考の影響

人間は恒常性(ホメオスタシス)において定常状態にいるのが最も穏やかで安寧な状態とされています。それを逸脱させるような外圧や外力がかかって生体反応が起きる状態が『ストレス』です。

でも『ストレス』そのものに良し悪しはありません。「何らかの外圧や外力」とは単なる物理現象でしかありません。

それを良し悪し言うのは人間の思考であって、理性や価値観、観念です。

それは本人の捉え方次第でしかありません。

あなたにとっては世界がひっくり返るような一大事かもしれませんが、他人からみればごくありきたりなこと。

逆にあなたにはまったく気になりもしないことでも、他人にとっては世界がひっくり返る一大事、ということだってあり得ます。

同じ外圧や外力を受けたとしても、それに対する反応の仕方は十人十色です。

異なる人体ですから自律神経も異なりますし、理性や価値観といった思考もことなります。

ゆえに『ストレス』とどう向き合うのがいいのか、どのようにしたらストレス・フリーになるのかは、永遠の命題になるのかもしれません。

2-5.思考と自律神経

自律神経には交感神経と副交感神経があることは紹介しました。

また、交感神経・副交感神経の作用についてもふれました。

さらに、それらの変化によって感情は決まることも述べました。

感情は「こころの状態」であり精神性に基づくものですが、生理学的に見れば「人体の状態が恒常性(ホメオスタシス)とどのようにかい離しているか」という状態を表します。

感情って、思い通りにならないのはそういうことなんですね。

では思考はどうでしょうか?

思考は何でも自由に想像できます。

自分で勝手にいい気分になったり、嫌な気分になったりすることもできます。

では自分で勝手にいい気分になったりイヤな気分になった時の自律神経ってどうなっているんでしょうか?

非常に興味深い記事を引用しましょう。

『健康心理学者のケリー・マクゴニガルはこうした研究を紹介し、ストレスが多いと死亡するリスクが43%増加するが、それはストレスが健康に害があると認識している場合であると説明した。また科学的にはストレスの捉え方次第でストレスに対する体の反応が変わる研究を紹介している。例えば、ストレスを感じると心臓がどきどきするが、これを体に悪いとネガティブにとらえると実際に血管が収縮し心不全などの原因となる。ところが、心臓がどきどきするのは新鮮な血液を心臓にどんどん送り込んでくれているのだと肯定的にとらえると、血管が収縮しないことが分かった。すなわちストレスは捉え方により、健康に全く害がないと主張している。

By Wikipedia

つまり、どんなに恒常性(ホメオスタシス)の働きとして自律神経が活発に活動したとしても、それをどのように思考で捉えるかによって、生体反応への良し悪しに大きく影響を及ぼすこととなるということです。

要は『病は気から』ということ。

2-6.小まとめ

本章を簡単にまとめます。

人間は、外圧や外力によって生体反応が起きた状態になります。

反応が起きた状態は、恒常性(ホメオスタシス)に反することになります。

そこで生体を普段の定常状態に戻すように自律神経が活発に働きだします。

この生体反応が感情となってあらわれます。

感情は生体反応に対して受動的です。

一方思考は脳の情報伝達物質を能動的に利用することが出来ます。

そこで、たとえ感情的にはうれしくない気分だったとしても、思考活動によってその状態の捉え方を肯定的に変えることによって、ストレスからの影響も変わってくることがわかっています。
親に怒られたり、学校の教師や会社の上司に指導されたりすると、ストレスがかかりますね。

 感情的には「イヤな気分」になるはずです。

でも親が叱るのは躾として、教師や上司の指導は自分のためになる教育としてとらえること。

 そうすれば「イヤな気分」も多少は軽くなるでしょう。

 たとえストレスによって感じた感触がどうであれ、思考活動がどのようにとらえるかでストレスへの対処も変わってくるのがお分かりいただけだでしょうか。

 

3.ストレスへの正しい対処法

一章、二章と『ストレス』について説明してきました。

人体には恒常性(ホメオスタシス)と自律神経の自動調整機能があって、常に定常状態にいられるように作用します。

これによりある程度の『ストレス』への対応はできますが、それでも限度はあります。

 

もしも人体に過度の外圧や外力が加わった。しかも自律神経が対応できる範囲を超えてしまったら?

 

例えば、過重労働が長期間にわたって課された場合。

自律神経も徐々に働きが鈍くなり、やがて処理が追い付かなくなり始めます。

やがて自律神経が不調となり、自律神経失調症などの疾患を発してしまいます。

 

他には、自律神経の許容範囲をはるかに超えた外圧や外力が一気にかかった時。

家族やパートナー、友人やペットとの悲しい別れは経験した者でなければわからないでしょう。

このような強烈なストレスは精神にまでダメージを与えます。

 

どちらの場合も、生体反応におけるリカバーが利かない状態です。

しかも、思考活動によって肯定的なこととしてとらえることは到底無理な状態です。


この場合は、生体機能の調和のための休息と、精神状態の回復のための癒し・休養等を行うことが必要でしょう。


4.ストレスの発散と解消について

私たちは普段から「ストレス発散法」だとか「ストレス解消法」といった言葉を使います。時には似たような使い方をしていますが、実は全く異なる意味合いです。


まず「ストレスの発散法」について考察します。

これはストレスによって負荷のかかっている状態から負荷のかかっていない状態に戻ろうとするための方策です。

考え方は単純で「ストレスで負荷がかかってイヤな気分になった」としたら「それ以上に自分がワクワクするようなことをしてイヤな気分を蹴散らしてしまう」方法です。

よく「気分晴らしに楽しいことでもしようよ!」なんて言いますよね。

食事に行ったり、ショッピングしたり、ゲームをしたり、音楽を聴いたり読書をしたり…

少々強引なアプローチかとは思いますが「マイナス」には「プラス」を補填して「零点」に戻すという方法です。

でも、ここらへんは結構皆さん上手にこなしていそうですね。

 

では「ストレスの解消法」について考察してみましょう。

そもそも解消とは「問題の本質を理解し、合理的解決策に基づいて問題を完全に解決する」ことになります。

例えば、会社での過重労働がストレスだった場合「ストレスの解消法」は過重労働の回避策となります。

また、人間関係が強烈なストレスだった場合「ストレスの解消法」はその人との人間関係解消でしかありません。

つまり「ストレスの解消法」とは随分とハードルの高いことだったんですね。

 

巷には「ストレスの解消法」といって沢山の方法論を目にすることが出来ます。

ですがよくよく見ると「ストレスの発散法」について解説しているものが多数。

やはり皆さん、ストレスの解消と発散については混同されている感じがします。

 

では「ストレスの解消」は不可能なことなのでしょうか?

いえいえ、そんなことはありません。

『2-4.思考の自律神経への影響』の中で紹介しました「ストレスの影響は人の捉え方でかわる」のを覚えていますか?

大切なのは自分がストレスを抱えた時、そのストレスをどのように扱うかでその後か決まります。

 

普段から『自分の体内にはストレスに自立対応してくれる有難い働きをしてくれる自律神経があるんだ』と気に留めておくことです。

そして『ストレス』の影響で「いい気分」になった時も「イヤな気分」になった時も、合わせて感謝しましょう。

 

忘れていけないのはやまいはきから!』

 

本投稿がなにかの足しになればさいわいです。

では。

 

「あ、そういえばあの茶柱・・・」