ぼくが「うつ」から旅立つ日

辛く苦しいうつ病を克服し、健康・幸福・豊かな人生を送る秘訣をお伝えします。

マインドフルネスは一体何に効果が期待できるんだ?

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どうも、ジブアリです。

「マインドフルネス」って聞いたことありますか?

瞑想すること?

確かにそうなんですが(汗)。

「マインドフルネス」と「マインドフルネス瞑想」はちがうっていうことご存知?

ご存じない?

では『座禅』と『マインドフルネス瞑想』が違うことは?

ちょっとさわりだけ言っとくと…

『座禅』と『マインドフルネス瞑想』って、ぜ~んぜん違うんだよ~!

『座禅』は、仏道修行の一環として行われます。

一方『マインドフルネス瞑想』は、能力開発のために行う自己啓発のようなもの。

っと、言い過ぎか?

 ちょっとフライングしてしまいましたけど、そういうことです。

後できちんとまとめますが『座禅』と『マインドフルネス瞑想』は似て非なるもの。

似てるのは、胡坐書いて目を閉じて息をしたり吐いたりすることぐらいかな。

明らかに、本質から異なります。

では、参りましょう。

 

=目次= 

 

1.マインドフルネスを理解する

まず「『マインドフルネス』っていったいなんなの?」

っていうあなた。

流行には乗り遅れたようですが、不幸中の幸いかもしれません。

 

「マインドフルネス瞑想まで実践してるよ!」

っていうあなた。

キチンとメリット・デメリットや継続することによるリスクなどは知っていますか?

マスターから教えてもらっていますか?

 

いい機会ですので、ここであらためて「マインドフルネス」について一緒に学んでみましょう。

1-1.マインドフルネスの語彙を知る

相変わらずですが、初めて耳にされる方もいるかもしれませんので「マインドフルネス」の語彙について紹介します。

『マインドフルネス(英: mindfulness)は、今現在において起こっている内面的な経験および外的な経験に注意を向ける心理的な過程である(マインドフルネス-Wikipedia)』

 「う~ん、なんのことだかさっぱり?!」

というのが多くの方の本音でしょうね。

 

そこでもう少し、理解しやすいようにマインドフルネスを解釈すると、

『今この瞬間の自分の体験に注意を向けて、現実をあるがままに受け入れる』

そして

『評価や判断とは無縁に、意図的に注意を払うこと』

となります。

 

それでもなんのことやら。

ということで思い切って超簡単にいえば、

『今この瞬間に自分がしている経験を、一切価値判断せず、あるがままに受け入れること』

となります。

 

おわかりいただけましたか?

物事をさも難解に語るのは簡単です。

むしろ物事を「簡単明快」に語ることの難儀さたるや。

語意を追いかけていてもらちがあきませんので、言葉の意味はこの辺にします。

 

ちょっと一息…

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2.マインドフルネスのポイントとは

まず大前提として理解するべきことがあります。

それは「マインドフルネス」とは宗教でいうところの教義のようなもの。

つまり「マインドフルネス」は「概念」を意味している言葉です。

ですから「マインドフルネス」が「瞑想」みたいなもの?ではありません。

「マインドフルネス」の「概念」に基づいて行うのが「マインドフルネス瞑想」という「瞑想法」です。しかもあえて「マインドフルネス瞑想」と呼称しているように「瞑想」とはことなることを前提にしています。

さて、いよいよもって訳が分からなくなってきたかもしれません。

そこでまず「マインドフルネス」を3つのポイントに絞って説明していきましょう。

2-1.『今この瞬間の経験』

マインドフルネスでは、過去でも未来でもなく今の自分に起きていることに意識を向けます。

なぜ過去も未来も無視して現在に焦点を当てるのか?

詳細は教義の中で定義されているでしょう。

ここではこのように捉えてみます。

意識は、

過去の情報(記憶・経験)によって、後悔・反省・自己嫌悪といった念に囚われます。

未来の情報(推測・推察)によって、不安・焦燥感といった念に囚われます。

意識は、

一度でも囚われの身になるとそこから抜け出すことは非常に困難です。

その理由は、本人の意識が囚われの身になっていることを認識できないからです。

 

そんなことはない?

いえいえ、普段のあなたの頭の中を振り返ってみてください。

超ハマっていることでもしていない限り、脳の中では誰かさんがあれこれと独り言をいっていませんか?

あの時の経験は不愉快だった、だの、あの人は気に入らないだの、あの時もっとこうしておけばよかった…。明日は辛い1日になりそうで憂鬱だとか、来月の仕事はきつそうだ、とか、来年の今頃はどうなっているだろう…。

 

どちらも、今そのことを考えたからと言って何かが変わるわけでもありません。

過去を振り返ったからと言って起きたことは変わらないし、未来に備えて準備をしてもそもそもその未来予測は正しいですか?

本来は、過去や未来に執着しても詮無い事なのです。

ですが、頭の中では声が聞こえます。

「ああしておけばよかった」

「あれに備えてああしておきなさい」

本来なら煩わしいだけなのに、なぜかあなたはその声に付き合ってしまいます。

そして、いつの間にかその声の囚われの身になってしまいます。

 

まず、あなた自身が、その声の囚われの身になっていないか反省してみましょう。

そして、その声に同調していないか、その声に操られていないかについて、顧みてみることです。

 

このことに気づき、そして囚われの意識状態を抜けることにしましょう。

そのために最も最適なのが「過去も未来も相手にしないこと」です。

それが出来るのが「今、この瞬間に集中すること」なのです。

過去も、未来も、雑念につながるだけ。

やがては意識が囚われてしまいます。

それを回避するためにも「今、この瞬間」に意識を集中すること。

頭の中の声が何を言おうが、無視することです。

なぜならその声は、過去の記憶や体験、未来予測や推察で物事を語っているだけだからです。

2-2.『あれこれジャッジ(価値判断・批評)しない』 

 人は、何事にも自分の価値基準をもとにして物事を分析・批評し、その後の行動を決定します。

一方「マインドフルネス」ではジャッジメント(価値判断・批評)をしません。

「ものごとを分析・判断せずにどうやって行動しろというのだ?」

と思われるでしょう。でもそれが「マインドフルネス」の大切な『概念』の一つなのです。

 

人は普通、自分の価値基準でその後の状況に適したと思われる行動を取ります。

その際に利用する『自分の価値基準』がどれだけ正しいものなのかは一切評価されません。ただ、その時の自分が持っている価値基準で判断を下します。

 

大切なのは、

『自分の価値基準は、過去の経験や記憶の蓄積で成り立っている』

『分析・判断して行動した結果が、後々の行動規範に反映される』

いずれも自分の価値基準に準じていることです。

 

でも、それは他の人にとっても適応できる基準だとは限りません。

むしろ、自分の価値基準は他人には適応し得ないと考えたほうがいいでしょう。

その証拠に、あなたが誰か他人の価値基準で物事を判断するよう命じられたらどうですか?不快だし、不満だし、相当なストレスを抱えるはずです。

 

それは、与えられた他人の価値観が、あなたの過去の記憶や経験と調和がとれないから。

 

では、あなたもその他人もお互いに自分の価値基準を放棄することにしましょう。

そうすることで、お互いの価値基準がなくなります。

 

見方を変えれば、お互いにものごとをどのように捉えてもかまわない、自由な状態になります。つまり、自分も他人も物事に対して自由な捉え方をすることができるようになるのです。

 

まるで「ブレーンストーミング」のときの約束事のようですよね。

 

なぜ「ブレスト」では他人の意見を否定しないことにしているか。

それは「相手のアイデアに意見した人間の価値基準が付加されることになる」からです。そして、それまでは自由奔放だった発想活動に瞬時に価値基準がついてしまい、その後の発想活動の重しとなります。

 

ブレーンストーミング」の場合は複数人数の会合で成立します。

それは参加者の忌憚のない意見や発想を引き出すことが出来るからです。

 

では「マインドフルネス」ではどうか?

「頭の中で独り言をつぶやいている自分自身の声」と「自分の意識」とで「ブレーンストーミング」を行うと考えればいいでしょう。

 2-3.『あるがままを受け入れる』

前節で「マインドフルネス」のポイントに「ノー・ジャッジメント」即ち「一人ブレスト」を行うようなものと説明しました。

つまり個人が有する価値基準を一時的に放棄して、自由に価値創造をしてみる。

それには、対象をあるがままに観察し、よりも悪しもすべてをありのままに受け入れることに繋がります。

 

いままでは自分の価値基準のもとに物事の価値判断を行ってきました。

それには制約的な基準もあったかもしれませんし、過去に経験がなく知識もなかったために価値判断の対象にすらならないものもあったでしょう。

それらはすべて不要の情報として排除されてきました。

 

ところが「自由な価値基準」を手に入れたおかげで、これまでは不要として処理されてきた物事にも気づき始めるようになります。

 

「マインドフルネス」が有益な思考活動を得ることが出来るといわれる所以はおそらくこの点にあると考えられます。

2-4.企業の社員育成プログラムへの導入の理由

超合理主義の米国において、大手企業が社員育成プログラムとして「マインドフルネス」が導入される理由も恐らくは、このいままでは気づきの範囲を超えていた「気づき」を得ること、そして更なる自己啓発として導入されているのではないか、と考えることが出来ます。

 

企業が社員プログラムとして導入するほど成果が上がっていること。

さらに超大手IT企業がそのプログラムに関連した内容を書籍化するに至っていること。

つまり、企業にとって「マインドフルネス」は非常に有益であるということです。

 

以上「マインドフルネス」の3つのポイントとおまけ情報(企業のモクロミ)を紹介してきました。

ではどうすればそのような「気づきの拡大」が出来るのか?

それが「マインドフルネス瞑想」になるわけです。

 

冒頭に紹介しましたが「マインドフルネス瞑想」は「座禅」とは全く異なります。

ですが、これについては別投稿で考察しましょう。

 

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是非目を通していただきたいのは、

瞑想 - Wikipedia

で紹介されている、「瞑想の弊害・危険性」についてです。

瞑想のことを意外と安易に考えている方が多そうですので、一度は目を通してください。

3.とても大切なこと

最後に。

「マインドフルネス」をすることで「気づきの拡大」を手に入れることが出来ると紹介しました。

是非ともご留意いただきたいのは「あなたの価値基準は無視された状態において」その気づきは得られるということです。

あなたが大切にはぐくんできた理性や価値観は「気づきの拡大」には邪魔者として扱われます。

更に、あなたがワザと理性や自己価値観として記憶の奥にしまい込んできた過去の傷もすべて白日にさらされる可能性は否めません。

どうか、道理をしっかりと理解して、何をすれば何が得られるか、失うものはなにか、そしてなにより『リスク』はなんなのかをこころしてください。

 

かつて退行催眠が流行したことがありました。

過去のトラウマに悩まされることから解放されるための一つの手段でした。

ですが、それ以外にも自分が無意識にに過去の事実にふたを閉めてきた情報まで浮き彫りになります。

パンドラの箱をあけてしまうことになります。

このようなことが弊害としてあったため、現在退行催眠による治療などはほとんど行われなくなりました。

 

マインドフルネスも、同じようなことのないようにしたいものです。